店舗ショッピングセンター 原状回復削減529万円!

A・B・C工事区分を知らないと…大損しますよ!

店舗ショッピングセンター 原状回復削減529万円!

クライアント紹介・問い合わせの経緯

武漢で発生したコロナパンデミックは瞬く間に世界に伝播しました。場所は神戸の大型ショッピングセンター(以下、SC)、緊急事態宣言で寂しい状態です。

大手ハンバーガーチェーンFCオーナーの株式会社スリーエス(以下、3S)は、来店のお客さ様も寂しい状態、DXフル活用で宅配にシフトを目指すも時すでに遅し、マクドナルドは宅配、テイクアウト、モバイルオーダーで一人勝ちとなり、親会社より閉店やむなしの状態となりました。

明渡しに伴う原状回復費は何と26坪で1,166万円!

このままでは敷金返還もありません。困った店長の石川氏は、藁をも掴む気持ちで3A Corporation のWebに問い合わせしました。たまたま別件で大阪出張中であった3ACの萩原と面談し、説明を聞き、閉店に伴う原状回復適正査定、明渡し、敷金返還まで依頼することとなりました。

「時間も厳しい、やる事は山積み、スタッフのケアは私の最後の仕事です。」

(石川店長よりヒヤリング)

敷金・保証金988万円では原状回復費1,166万円が足りず…不足金178万円!まさに修羅場です

物件神戸某SC 1階エントランスサイド区画 26坪
使用目的飲食店
借主3S
貸主大手デベロッパー(以下、ZD)
PM・BMZDグループ(以下、ZDG)
指定業者ゼネコン(以下、T建設)
初回見積りB工事7,452,000円 + C工事4,212,000円=11,664,000円
適正査定6,600,000〜7,150,000円
合意金額6,372,000円
削減額5,292,000円
削減率45.4%
敷金・保証金(預託金)9,880,000円
敷金返還額 3,508,000円
原状回復内容スケルトン戻し

※全て総額表示となります。

A・B・C工事分を知らないと…大損しますよ

A工事区分とは、竣工当時の貸出した状態または改修工事後貸出した状態を「原状」と定め、貸主借主が原状を承諾している状態のことです。従って入居工事とは原状変更、原状回復とは原状に復旧する事を指します。

B工事区分とは、借主のデザイン設計により「原状変更」を実施、貸主の建築物とつながる、変更する、増設する、除去する事です。従って電気、空調換気、防災、給排水、その他設備はビル側の配管・分電盤とつながるため、B工事となります。

C工事区分とは、借主のデザイン設計により借主側の業社が実施する工事です。

費用負担は、A工事は貸主、B工事は借主の費用負担であり貸主の指定する業社が実施します。C工事は借主の費用負担で借主の選んだ業者で施工できます。

  • 工事区分はそれぞれの貸主により違っています。今回の原状回復の高額の原因はB工事区分にありました。仮設工事の仮囲い、養生、搬出・搬入通路の養生、警備員、全て指定業社であるB工事区分でした。
  • 貸し室内の電気照明、空調換気、給排水、防災、その他設備も全てB工事であり、撤去するだけでも全てB工事という指定でした。躯体の損傷の修繕もB工事です。

ZDGとT建設と再三協議し、①は全てC工事、②は防災工事を除き全てC工事に変更できました。厨房設備も空調も照明も全てリユースの買い取り屋に引き取ってもらいました。

廃棄費用を無償にできますから、この協議により529 万円の減額を勝ち取り、敷金返還額350万円となりました。

C工事業社はRCAA協会の協力業社にお願いし、敷金988万円の返還と同時支払いとしました。

クライアントからのコメント

店長
石川 啓士 様

原状回復適正査定依頼から僅か2週間で合意できました。原状回復削減費用と厨房設備、その他設備の売渡で600万円を捻出できるという素晴らしい結果でした。萩原社長には感謝しかありません!本当に助かりました!

素晴らしい仕事ですね。これからも困っている人を助けて上げて下さい。私の体験が3A Corporation の広報のお役に立てるならとのの思いで写真も提供しました。コロナの明日に向かって前向きに行動します。

担当コンサルタントからのコメント

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萩原 大巳

萩原 大巳

【査定実績日本No.1 実績650社超のMr.原状回復】
・ワークプレイスストラテジスト
・ファシリティマネージャー
「原状回復・B工事」適正査定のパイオニア。現在、オフィス、店舗のプロジェクトマネージャーとして原状回復、B工事適正査定の他、敷金返還トラブル、資産除去債務について監査法人主催のセミナーでスピーカーを務める。

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