【退去と入居】原状回復とB工事を同時にコスト削減!(同じビル内での移転)
航空業界もコロナで大打撃!移転するにもコストがかさむ・・
近年、新型コロナの出現で旅客輸送量の減少が顕著に表れはじめました。在宅ワークでも可能な業務もあることから、現状の大きなオフィスではなく少し坪数の少ないオフィスの移転を計画したところ、想像していた以上に、旧オフィスの退去作業は大変でした。
移転先探し→敷金賃料→レイアウト作成→入居B工事C工事→住所や電話番号の変更→引越し作業→退去の原状回復のB工事C工事費用など。
退去作業自体も労力がかかりますが、その退去コストも想定外に膨らみます。
物件データ
物件名 | 赤坂123Pビル |
賃貸人 | A生命保険会社 |
賃借人(クライアント) | エールフランス航空 |
PM管理会社 | 株式会社C不動産管理 |
ビル指定業者 | 株式会社T工務店 |
用途 | オフィス |
面積 | 約649㎡/196.3坪 |
幸いにも同じビル内に理想の移転先が見つかる!
移転先探しに苦労していたところ、幸いにも同じビル内に115坪という最適な移転先を見つけることができました。
これにより、引越しやレイアウト打合せなどの労力が抑えられ、住所や電話番号は同じ、敷金は相殺するだけとメリットだらけの移転になったのです。
まさかのB工事費用が想定外の高額
退去届をビル側に提出すると、しばらくして「原状回復工事」の見積もりが届き、その内容を確認したところ、その金額があまりにも高額だったので、原状回復専門のコンサル企業に依頼してみようということになり、まずは無料査定してもらったところ、現状の見積もり額から、2割は下がるとの回答。
早速、原状回復やB工事査定の専門家である株式会社スリーエー・コーポレーションに依頼し助言していただきました。
ビル側の交渉含め、対応は迅速で、見積内の仮設工事・人件費また工事範囲などが余剰に記載されているとの助言から、ビル側に対して根拠のある具体的な項目や数量を指摘していただいた結果、2割近い減額になりました。
当初21,835,000円と坪単価10万円超えの111,233円
→結果17,600,000円と坪単価89,658円と約20%減額
また、入居の際のB工事の見積もりも高額だったので、スリーエー・コーポレーションに査定を依頼し交渉した結果、さらに24%近くのコストダウンとなりました。
当初2,805,000円 → 結果2,145,000円と約24%減額
交渉結果(旧オフィスの原状回復費用)
※全て総額表示となります。
初回見積 | 2183.5万円 |
合意金額 | 1760万円 |
削減額 | 423.5万円 |
削減率 | 19.4% |
交渉結果(新オフィスの入居B工事費用)
※全て総額表示となります。
初回見積 | 280.5万円 |
合意金額 | 214.5万円 |
削減額 | 66万円 |
削減率 | 23.5% |
ご担当者様からのコメント
今回の移転は6階から7階への移動なので、ビルオーナー、管理会社・指定業者も同じなので今後も長くお付き合いさせていただくのに減額交渉などして大丈夫かなと心配でしたが、「値引きしてほしい」ではなく必要のない見積書項目や過剰な内容、そして施工方法などを教えていただき、それを伝えることで移転費用を削減することが出来ました。今後もビル側とは特に問題はなく、長いお付き合いができると思います。
エールフランス航空 日本支社 小森智枝 様
削減サポートを行った担当コンサルタント
コンサルタント 堀田 猛
【店舗展開の内側も外側も商業施設のエキスパート】
商業施設の企画・誘致・設計・施工に数多く携わり、資産区分(工事区分)の策定のエキスパート。
現在は、原状回復・B工事適正査定員としてコンサルチームの統括リーダーを勤める。業界ではサイバーエージェントグループの原状回復、B工事査定実績は知る人ぞ知る実績である。
コンサルタント 長坂 正一
【規模の大小にとらわれないDXのスペシャリスト】
オフィス、店舗、住宅等、規模の大小に関わらず多岐にわたり原状回復トラブルを解決。現在もSIerとして自治体、教育機関などで業務システムやネットワークシステムの構築計画、設計開発などに携わっており、オフィス移転時のシステム業務継続計画などコアなアドバイスも対応する。