事務所の原状回復 指定業社工事費を6割カット!
大型改修工事、本当に昭和の「原状」に復旧するの?それって原状回復というの?
クライアント紹介・スリーエー・コーポレーションに原状回復適正査定を依頼した経緯
株式会社西尾レントオール(以下、NR)は、総合レンタル業界のパイオニアであり建設機器レンタルをはじめ展示用、イベント設備、海外レンタル事業、フランチャイズ展開をし、現在は東証一部プライム市場に上場いる。総資産は2,000億円に迫る、知る人ぞ知る総合レンタル業界の雄である。コロナ禍でもストックビジネスの安定したビジネスモデルは盤石であり優良企業である。
オフィスの見直しで、千代田区神田のオフィスを明渡し、東日本のヘッドオフィスとしてスーパーグレードビル秋葉原駅前ダイビルに集約した。
そこでWebで実例や実績を調べ、アドバイザーに建築設備や借地借家法について質問したところ本当のプロフェッショナルだと確信できたので、RCAA協会会員スリーエー・コーポレーション(以下、3AC)に原状回復適正査定を依頼した。
(オフィス集約移転プロジェクト責任者よりヒアリング)
査定結果に驚愕!指定業社見積562万円が216万円に!6割を超える値引き率
物件 | 東京都千代田区神田エリア某ビル |
賃貸面積 | 110坪 |
使用目的 | オフィス |
借主(クライアント) | NR |
貸主兼PM・BM | S不動産(以下、SR) 不動産流動化・リノベーションに強みの東証1部上場会社 |
初回原状回復見積 | 561万6千円+別途C工事撤去解体廃棄270万円=831万6千円 |
適正査定金額 | 216万円+別途C工事撤去解体廃棄237万6千円=453万6千円 |
削減額 | 345万6千円 |
削減率 | 62%(小数点四捨五入) |
成果物合計 | 378万円 |
※全て総額表示となります。
半額を超えて6割引の理由とは?最初の見積は何だったのか?
SRのビジネスモデルは、築古好立地の収益ビルを購入しフルリニューアル(リノベーション)し賃料をアップし、得意のリーシングでフリーレントを多めにあげ定期建物賃貸借で利回り(レントロール)を高めにして確定投資家に転売します。コロナ禍といえども海外の投資家からみれば、ドルで換算すると「安い日本・買われる日本」です。どんどん日本の不動産は買われています。転売後、毎月チャリンチャリンとPM・BM業務受諾です。
今回の物件もこのケースです。床、壁、天井、電気、空調換気、防災、その他設備も全て新品の環境対応型なります。原状回復とは貸主借主が「原状」と定めた状態に復旧する工事です。
昭和当時の昔の原状に戻しますか?
当然、そこを突きます。建築資材は全て法定償却済んでいます。神様でもなければ古い昭和に戻す原状回復なんて物理的に不可能です。
このロジックをNR・3AC・弁護士連名でリーガルレターをSRの代表宛にリーガルレターを通知しますと口頭とメールで証を残します。
結果的に、SRは社内で根回しし216万円の指値で承諾しますとの回答でした。
合意書は「原状回復負担金」です。
「敷金から216万を差し引いて(敷引き)、すみやかに敷金返還をお願いします。あとは原状回復でも改修工事でも、SRさん好きにやって下さい」
これで一件落着です!
本件担当アドバイザーよりコメント「情報力+現場力」が目利きの力
情報は生き物、「フルリニューアルする」=「原状回復は予算取りの概算見積」なのです。これを見抜けるか見抜けないかで結果が大きく違います。あとは借地借家法や建築基準法ビル官法の応用と使い方です。見積りには必ずおかしな証が残ります。人間には見えないものを視る能力があります。これが現場力です!
原状回復・B工事無料査定承ります。居抜きで退去、資産除去債務まで「one-stop」でご相談お待ちしております。
萩原 大巳
【査定実績日本No.1 実績650社超のMr.原状回復】
・ワークプレイスストラテジスト
・ファシリティマネージャー
「原状回復・B工事」適正査定のパイオニア。現在、オフィス、店舗のプロジェクトマネージャーとして原状回復、B工事適正査定の他、敷金返還トラブル、資産除去債務について監査法人主催のセミナーでスピーカーを務める。