「敷金がもどってこない」のは日本だけ!?

ヒロミの部屋

敷金は払わなくてもOKなの⁉

「一人暮らし始めようと思うんですけど、アパート借りるときの敷金って高くないですか? 家賃の3カ月分とかですよ」

ひろみ

社だと10~12カ月とか払うこともあるよ。でも、これって実は、交渉しだいで何とかなるけどね

「企業だとほぼ1年分かぁ~。でもほんとに、敷金払わなくてもいいんですか?」

ひろみ

敷金制度って、実は日本にしかないんだよ。だから、海外の企業が日本に来たときは、強気な交渉をする。たとえば、うちの顧客である某大手外資企業なんかは、「敷金を払わなくても良いなら借りるよ」という条件で、実際に物件を借りているんだ

「ちょっと、やってみようかな」

ひろみ

もちろん、社会的な信用があるからできることだけど。個人や中小企業だと、保障会社つけるなどしないと難しいかな

「僕じゃ、できないじゃないですか!」

実は、日本の敷金制度は遅れている!

ひろみ

まぁね。それにしても、日本のように、一律で12カ月分もの敷金を積まないといけないような国は、他にはないよ。日本の敷金制度は、世界的にも遅れている

「ということは、海外に行けば、敷金なくても物件借りられるかも!ところで、なんで日本は、そんなに世界のしくみと違うですかね?」

ひろみ

ヨーロッパは石を使った建築で400年くらい建物の耐久性がある。建物を大事にして、内装はそこに住む人が自由に新しくしていくという考え方だ。もともと木の文化だった日本は、建物自体も数十年で建て替える。それに、限られた年数の中で回転率を上げるために、業者が次に入る会社のためにきれいに整える。海外がオートクチュールの一点ものなら、日本は既製服みたいなもんだ

「日本のほうが、なんかエコじゃないですね。しかも、敷金の半分くらいは、原状回復で使われるし。なっとくいかないな~。ところで、ヒロミ社長のその靴、決まってるじゃないですか」

ひろみ

これはスティングレイ(エイ)の革靴。オーダーして作ったの。大事に履けば一生ものだよ

「ヒロミ社長は、足元からオートクチュールなんですね。おみそれしました~」