Q7 ハイグレードビルとは?

Aグレードビルとスーパーグレードビルを、業界ではハイグレードビルと呼びます。

Aグレードビルとは、基準階の貸方面積が100坪以上であり、築浅の高品質ビルを指します。
また、スーパーグレードビルとは、基準階の貸方面積が、1フロア300坪以上であり、高品質のインテリジェントビルを指します。

Aグレード以上のビルは、管理が充実しており、共用部も充実しています。当然、賃料・管理費もそれなりの設定がされており、賃貸人は、大手デベロッパーが多いと思われます。ハイグレードビルとは、上記以外の中小ビルと選別されるケースが多く、中小ビルオーナーは、不動産業者以外の独立系ビルオーナーも多く見受けられます。ハイグレードビルに比べ、賃料・管理費も割安感があり、借主の経営姿勢により選別されます。最近の社会情勢として、売却費用が30憶円以上のビルにおいては、リート、不動産投資会社が貸主、及び所有者になるケースが多く、オーナーチェンジの約50%が、外資・国内不動産投資会社に所有権移転をされております。

一般的に、ハイグレードビルは賃貸契約も厳しく、原状回復、B工事、内装工事指定など、縛りが厳しいケースが多く、工事費も高額です。借主様の経営判断にて、ハイグレードビル、それ以外のビルと経営判断により選別すべきです。

尚、賃料・管理費、原状回復、B工事、内装指定など、入退去に全て関係しますので、専門家に相談するのが良いと思います。しかし、仲介手数料無料の会社は、媒介者が賃貸人から仲介手数料を頂く為、借主様の立場にたった助言は厳しいと思います。宅建、建築、設備を全て経験された専門知識を有するPMRに相談するのが良いでしょう。