Q17 ビルオーナー側業者とは?

ビルオーナー側の業者には、大きく分けると4つあります。

①AM(アセットマネジメント)「資産管理業務」
②PM(プロパティマネジメント)「賃貸経営管理業務」
③BM(ビルマネジメント)「ビル管理運営」
④指定業者:原状回復入居の際の内装指定業者を指します。

一般的に、貸主、及び建物を新築時に施工した元請け業者が多く見受けられます。全て貸主側の関連業者です。(以下、貸主側業者という)

貸主側業者は、借主の入退去、及び建物維持管理を業務としており、ビルの構造、借主の入退去を、日々業務として経験しており、借主の移転プロジェクトの担当者は、管理部、総務部が担当する事が多く、貸主側業者と比べ、圧倒的に情報力の格差があり、対等に話し合う事は不利な立場にある為、最近では、プロジェクトマネージャー(PMR)、コンストラクションマネージャー(CMR)など、借主側のエージェントとして、スペシャリスト活用をするケースが多く見受けられます。特殊マーケットであり、士業として、宅建士、建築士、設備士など、士業連携できるPMRを借主の代理人とする事をおすすめします。

メリット・デメリットを可視化させ、賃貸借条件の工事指定、フリーレントなどを考慮して選別すべきでしょう。借主側の立場となる、不動産仲介会社に助言して頂くことをおすすめします。仲介手数料無料の会社は、ビルオーナー側より手数料を頂いているケースが多い為、借主の立場にたったアドバイスには限界があります。仲介会社も良く調べ選別すべきです。